ファイルとキーボード・マウスの共有にUSBリンクケーブルを使ってみた。(windows10とmacOS Sierraにて)

会社のデスクで、WindowsとMacを並べてつかってます。
以前はUSB切り替え機で、USBのキーボードとマウスを切替えて使ってましたが、
配線が乱雑になるに加え認識しないこともままあり、結局は2組のキーボードとマウスを並べて使ってました。
ですが、デスク上に2組もキーボード・マウスがあると邪魔なんですよね。

そこで!USBリンクケーブルです。
2台のPCをUSBで繋いでデータをやり取りするケーブルです。結構昔からあるジャンルの製品です。
最近知ったのですが、キーボードなどの入力デバイスの共有もできるんです。

と言うわけで試しに一番安い製品を買ってみました。よくわからない中国製(Ugreen)です。Amazonで1000円ちょっと。

外観と箱
外観はUSBケーブルそのもの。
片方のコネクタ部分にストレージが入っているようです。(USBメモリとして認識します。)
そこにリンク用のソフトウェアが同梱されていおり、仮想CD的に自動起動、インストールを行います。

マイコンピューター
使いたい双方のUSBポートに接続して使用します。
設定は特に不要で繋げば常駐ソフトがインストールされて自動で使えるようになります。きちんと日本語化してありました。
使いこなすには、色々設定した方が便利そうです。

USB LINK設定画面
とりあえず、2台のディスプレイをマウスで移動できる設定にしました。

2台が繋がると、片方のデスクトップからもう片方のデスクトップにマウスカーソルが移動できるようになります。
移動した段階で、移動先PCを移動元のキーボード・マウスでコントロールできるようになります。

タスクトレイ

タスクトレイに常駐しているユーティリティのおかげで、ファイルをドラッグドロップでコピーできます。さらにクリップボードも共有できます。

↓こんな感じです。↓ 右のWindowsから左のMacへ移動する様子。

モニタをまたぐときに一瞬もたつくものの、感覚的にはデュアルモニタに近い操作性です。
ソフトウェアで同じ事ができるSynergyなどありますが、こちらの方が設定も簡単でファイルのコピーもできますし、どなたにもおすすめできます。
(ケーブルという性質上、2台での共有に限られます。)

ファイルの転送は上記設定でドラッグ&ドロップで可能ですが、転送用の専用ソフトGO!Bridgeも付属します。
エクスプローラー的に操作したいときには便利に使えそうです。

GO Bridge
良いことばかりでは無くデメリットもあります。
あたりまえですが、OSが立ち上がってないと共有はできません。BIOSの操作などは厳しいですね。機械的なKVMに劣る所です。

電源が入っていても片方がスリープしていると、ディスプレイをまたいでカーソルの移動ができません。
ショートカット(ALT+S)で強制切替えをし、操作することになります。
また、私は片方(Mac)をサブマシン的に使っているので気になりませんが、メインマシン的に使うとレスポンスが気になるかも知れません。
今回使ったのがUSB2.0版だったので、USB3.0対応であれば、もっと快適かも知れませんね。

色々制限もありますが、複数台のPCを使う人なら1本あると便利だと思います♪

備考
上記記事の執筆にあたり、
・Windows10 aniversary update適用済み
・Mac os x sierra / Mac mini 2013
にて動作チェックを行いました。


一発で全天球写真が撮れるカメラのまとめ2016年10月版

ワンショットで180°ないしは360°の全天球写真を撮影できるカメラがだんだん増えてきました。
カメラ一台でその場の雰囲気をまるっと撮影できるカメラは人気も上々で新製品も増えつつあります。
一般的に魚眼レンズとセンサーを2個セットでパッケージした製品が多いです。
現在(2016年10月)、市販されていて入手しやすい全天球カメラをまとめてみました。

★リコーシータ
このジャンルの開拓者です。弊社でも使っています。(旧モデルm15)
最近はバリエーションも増えてきました。扱いやすさが魅力です。
現在はスタンダードのSCと高画質モデルのSに分かれています。
スマホからwifi接続し撮影できるので、WEB掲載用には使いやすいです。
(スマホ片手に離れた所に隠れて撮影します。)

THETA SC / THETA S

Ricoh Theta

メーカーサイト
https://theta360.com/ja/

★ニコン
10月末発売のできたて新製品です。後発だけあって使い勝手良さそうです。
GoPro的なアクションカメラのカテゴリ製品ですね。

KeyMission 360

Nikon KeyMission 360

メーカーサイト
http://www.nikon-image.com/products/action/lineup/360/

★コダック
結構前からでていますね。業務用に近い雰囲気があります。
1台で半天球、2台で全天球とちょっと特殊な運用になります。

PIXPRO SP360 4K / PIXPRO SP360

kodak PIXPRO SP360 4K

メーカーサイト
https://kodakpixpro.com/AsiaOceania/jp/cameras/actioncam/sp3604k/

★サムスン
某目玉のおやじ的な独特な球状カメラです。4K相当の高画質。
galaxyのオプション的な扱い。一時期積極的にCMもやってましたね。
スマホ+カメラ+VRゴーグルで、手軽にVRコンテンツを作成して楽しめます。
galaxyがなくても単体で撮影できます。

galaxy gear 360

サムスン Galaxy Gear 360

メーカーサイト
http://www.samsung.com/jp/consumer/mobilephone/gear/gear/SM-C200NZWAXJP

★Insta360
iPhonelightning端子で接続する専用の全天球カメラ。わりと安価です。
スマホ連携タイプはなに気に撮影時スマホと接続させるのが面倒なので、直結式はiphone単体で完結できるので便利そうですね。

nano 360°

ハコスコ  Insta 360

国内販売サイト
http://hacosco.com/insta360/


他にも、GoPro複数台で同時撮影して全天球撮影を行うソリューションとかありますが、お値段もそれなりになるので、業務ならともかく一般にはあまり関係ないですね。
現在GoProクローンのような中国製アクションカメラがたくさん出回ってきているので、今後全天球カメラにもその流れが来そうな気がします。

利用について
実際WEBサイトでの利用方法はまだ過渡期で、これといったやり方が定まっていない感じです。しかし、将来的にVRとWEBが融合すると、活用の場は一気に広がると思います。
SNSに関してはYoutubeがVR動画に対応したことで、お手軽に配信できるようになりました。
Facebookも傘下にVRシステムのOculusを持っていることもあって動画を含めた全天球コンテンツをそのまま投稿出来るようになっています。

全天球写真は長らく個人の楽しみ的な使われ方をしてきましたが、今後のVRの隆盛に大きく影響を受けそうです。
先日PSVRも出ましたし、どうなるか楽しみなジャンルです。


弊社でも全天球画像を組み込んだサイトを制作しています。よろしければどうぞ。
建築物の内部を見せるのにいいツールだと思います。

新潟浴場組合(各銭湯の浴場内を全天球写真で紹介しています。)
http://niigata268.com/
新潟浴場組合


theta360.comの埋込み画像をwordpressでlightbox風に表示する方法

前回、ワードプレスにプラグインを導入することで、直接全天球写真をアップできるようにしましたが、安定した閲覧環境を考えると、リコーのサービス、theta360.comも外せません。今回は、theta360.comの画像を記事に埋め込みつつ、更にlightbox風表示にも対応してみたいと思います。 続きを読む theta360.comの埋込み画像をwordpressでlightbox風に表示する方法


RICOH THETAのパノラマ写真を外部サーバー(theta360.com)を使わずにWordPressの記事に埋め込む方法

20150320ricoh

超お手軽に360°写真を取ることが出来るリコーのシータですが、この写真をWordPressの記事中にアップしようとすると、現状リコーのサービスtheta360.comを使い埋め込みコードを取得する事になります。ユーザー登録が必要でFacebookアカウントも必要と、少々面倒です。代わりの方法が無いか調べてみましたが、余所で紹介されていたのは別のWEBサービスを利用する方法でした。

theta360.comは簡単にパノラマ画像をWEB利用できる良いサービスですが用途によっては外部サーバーを使いたくないケースも多々あると思います。出来ればサーバー内で完結させたい!今回はWordPressの記事中へのパノラマ画像の埋め込みをプラグインのみでやってみました。 続きを読む RICOH THETAのパノラマ写真を外部サーバー(theta360.com)を使わずにWordPressの記事に埋め込む方法


ニューアイテム!!

とうとうやってきました!!  死角を持たないニクい奴!!

20150320ricoh
RICOHから発売されてます360度の写真が一回で撮影できる
『RICOH THETA』

 

そして撮影したのが、こんな感じ。

(マウスでグリグリしてみてください!)
※IEではご覧頂けない場合があります。

 

今まで、空間を感じて頂く事が難しかったのですが、これで雰囲気だけでも感じて頂ける画像が掲載できます。
カフェや式場、気に入った散歩道にある『あの場所』…

撮影やWEB掲載など、ご相談ください!!


トラックボール

PC312853

こんにちは。今年最後の記事です。
今回は制作現場の私的なことを。

仕事柄、PCを扱う時間はかなり長いと思います。なので普段使う道具にはこだわりがあります。
私は会社の中で唯一のトラックボールユーザーです。かれこれ十五、六年は使い続けているので、もうやめられません。

もともとは、マウスの使いすぎで腱鞘炎みたいな状態になり、解消すべく導入しました。
現在では、使わないと作業効率がかなり落ちるので、必須アイテムになっています。

誰もが初見で使いにくいというトラックボールですが、慣れると腕の筋肉をほとんど使わないため、腕の疲労が大幅に軽減されます。
さらにマウスのように、動かすスペースを必要としない点もメリットです。
指先のチカラだけで、画面の端から端までカーソルを移動できますので、近年の高解像度化したモニタには最適です。

しかし、その取っつきにくさから、商品としてのトラックボールは減る一方なんです。
運動機能に問題のある障がい者の方に選ばれることも多いと言う一面もありますので、メーカー各社には引き続き頑張って新機種の投入をお願いしたい所です。


最後に、使用中のトラックボールを紹介しておきます。

Logicool M570t
現在使用中です。3年ほど使い続けてます。途中で壊れて買い直したので2台目です。可も無く不可も無いバランスの良い機種です。ボタンの配置もマウスに近く、誰にでもお勧めできます。

logicool_M570t

 

エレコム M-XT1URBK
まさかの新機種で、2014年に突如発売されました。私も自宅用に年末に購入しました。何となく無線ドライバを入れるのが嫌で有線にしてみました。
まだ買ったばかりで慣れてないので、操作については何とも。大きさや握った感じは上々です。デザインもいいですね。M570tのボールと入れ替えると、操作性が向上するとのことで、そのうちやってみたいと思います。

elecom_m_xt1

 

Kensington SlimBlade trackball
最後はコレクションから。サブマシン用であまり使っていませんが、やはりトラックボールと言えばケンジントンです。
ゴロゴロと大玉を転がす感覚はたまりません。これはボールを横方向に回転するとスクロールするという独自ギミックがあります。親指派となって久しいので、メインで使うことはありませんが、使い心地は抜群です。なにより格好いい。

kensington_slimblade

 

と言うわけで道具の紹介でした。
個人的には、マイクロソフトのtrackball explorerが最高だったのですが、残念ながらマイクロソフトはこの分野から撤退してしまいました。

マウス操作で腕がつりそうなひとや、マウスだこが出来てしまいそうな方は検討してみて下さい。3日も我慢すれば自在に使えるようになります。
最近は、同じく省スペースで指先でコントロール可能なトラックパッドに普及の兆しがありますが、Mac以外の製品はまだ過渡期で、常用には厳しい感じがしますね。


来年も仕事の効率を高めるために!いろんな製品を試していきたいと思います。