安い独自SSLの使えるサーバーについて

近年急激に安くなった独自SSL。Googleが検索順位に影響するよ!と言い始めてからにわかに注目を集めています。かつて安いSSLと言えば、サーバー会社の提供する共用SSLがほとんどでしたが、昨年あたりから年数千円単位の格安の独自SSLサービスが出てきました。サーバーを契約すれば、無料で使えるエックスサーバーのようなサービスもあります。2016年8月現在、有名処のサーバーの独自SSLサービスを調べてみました。

格安SSL証明書について
証明書の信頼性云々もさることながら、色々制限もあります。
・格安SSLの場合、SSLの持ち込みはできないケースがほとんど。サーバー会社とセットで利用する形態になる。
・ドメイン認証型のため、利用できるブラウザに制限がある。ざっくり言うと古いブラウザでは表示できない可能性あり。更にざっくり言うとガラケーは弾かれる可能性大。その代わりに審査が簡単で即日利用できるようになるなど、安い以外のメリットもあり。


■さくらインターネット

証明書 Rapid SSL
価格 年1500円

詳細:さくらのSSL https://ssl.sakura.ad.jp/

コンパネから申し込んで、即実利用可能。


■ロリポップ/ヘテルム

証明書 GlobalSign クイック認証SSL
価格 ロリポップ年20000円 ヘテルム年18000円

詳細:ヘテルム 独自SSL https://heteml.jp/option/ssl/

GMOグループグローバルサインのSSLを提供。流行の格安SSLは提供していない模様。


■お名前.com/Xrea/CORE server/Value server

証明書 アルファSSL
価格 年1200円

詳細:バリューサーバー 独自SSL https://www.value-domain.com/pr/ssl/

月額換算で100円とかなり安い。アルファSSL自体もGMOグループ。そう考えるとロリポップでアルファSSLを扱うのも時間の問題か。


■ファーストサーバー(Zenlogic)

証明書 Let’s Encrypt
価格 0円

詳細:Zenlogic無料SSL https://zenlogic.jp/option/ssl/letsencrypt.html

いつの間にやらクラウドサーバーがサービスの主になっていたファーストサーバー。法人・個人事業主に限定されるが、無料でSSLを提供している。


■エックスサーバー

証明書 Let’s Encrypt
価格 0円

詳細:エックスサーバー独自SSLについて https://www.xserver.ne.jp/functions/service_ssl.php

弊社も利用中。ファーストサーバーと同じく、Let’s Encryptの証明書。
サーバー契約者なら無料・無制限で取得出来るので、割り振っているドメイン全てをSSLに対応させることが可能。


■カゴヤ・ジャパン

証明書 Rapid SSL
価格 年9180円(上位プラン契約で無料)

詳細:カゴヤジャパンSSLサーバー証明書 https://www.kagoya.jp/ssl/

契約をしていれば、1つだけ無料で使える。


色々見てきましたが、現状アルファSSLとLet’s Encryptの2択です。Googleの検索順位も荘ですが、アプリとサーバー間の通信もSSL必須とされてきているので、今後需要はますます高まるのは間違いないでしょう。
各サーバー会社の格安独自SSLは、今春あたりから急速に広まってきたものなので現在様子見ですが、問題なければ積極的に導入していきたいサービスです。