USBメモリでWordPressを使う

社内でWindowsメインで作業しているのは、私一人だったりします。ほとんどMacです。
と言うわけで、今回もWindowsです。10は良さそうですね!

Wordpressを使った案件を色々やっていると、ローカルでも環境が欲しくなります。
それがUSBメモリに入って持ち運べると最高なんですが、と思っていたら既にありました。

今回は、Instant WordPressの導入説明です。
一応現在の最新版、Wordpress4を想定しています。
はじめ何も考えずに、導入したら国際版になってしまったので、最初から日本語版になるようにセットアップを進めてみます。

1.ダウンロード
ここからです。→http://www.instantwp.com/
※2014年10月31日現在の最新版は4.3.1
instant_wp_001

2.インストール
InstantWP_4.3.1.exeを実行してインストールします。
リムーバブルディスクに今回は入れてみます。
今回はSDカードのKドライブに導入してみます。
instant_wp_004

3.Wordpress本体の差し替え
落としたZIPを解凍します。この中にWordpress本体は含まれていますが、国際版です。テーマは英語になるようです。
そこで日本語版に差し替えます。wordpress.orgから最新版を落としておきましょう。
instant_wp_002

ダウンロードしたWordpressを解凍すると、「Wordpress」と言う名前のフォルダが出来ます。
これをInstantWordpressをインストトルしたドライブにある、
K:InstantWP_4.3.1iwpserverhtdocswordpress と差し替えます。(Kドライブ場合。適宜読み替え)
上書きでなく、削除してから入れ替えて下さい。これで完全日本語版になります。

4.起動
インストール先のディスクから、InstantWP.exeを起動します。
instant_wp_013

5.phpmyadminでDBを作成
InstantWordPressのコンパネから、phpmyadminに入ります。
instant_wp_005
IDはroot、パスはありません。
DBを追加します。例では、wp_testですが、何でも良いです。「作成」ボタンを押して作成します。
instant_wp_006

6.Wordpressのインストール
InstantWordPressのコンパネから、WordPressトップを開きます。
instant_wp_007
セットアップ前なので、設定からはじめます。
サーバーに導入する場合と同じです。
instant_wp_008

DBの設定は先ほど作ったDBの情報を入れます。パスは空欄です。
instant_wp_009

問題なければ、次に進みます。インストールを実行します。
instant_wp_010

各種設定です。最後にWordPressをインストール、します。これで完了です。
instant_wp_011

7.ログイン、運用
設定が終われば、あとはログインして下さい。普通のWordpress環境です。ユーザーを追加したり、プラグインを追加したりして、環境を整えてみましょう。
びっくりするほど普通です。
instant_wp_012

試しにメモリを抜いて他のPCで起動してみましたが、今のところ問題ありませんでした。
バージョンアップやテーマの差し替え、プラグインの導入も通常のWordpressと変わりません。

終了は、Instant WordPressのウインドウを閉じれば各種サーバーも終了します。

USB運用が出来るので、色々面白い使い方が出来そうです。
簡単にWindows環境と切り離せるのが気に入ってます。
ただ、ヘビーに使うとどうなるのかわかりません。念のため予備環境、テスト環境、デモ環境としての利用が良いと思います。
移動もきちんとサーバーを終了させて取り外しの処理をしてから抜かないと同環境が簡単に壊れるような気もします。

暫くテストで使ってみる予定です。


サムネイル一覧を印刷する。

WEB制作でお客様と沢山の写真の中から使用する写真の選定をする場面は多々あります。
通常はPCで見ながら選定しますが、人によっては紙の印刷物から選ぶ方を好まれるケースもあります。
状況によりけりですね。

そんなとき便利なのが、サムネイル一覧を出力したプリントですが、
無料で比較的簡単に作る方法です。(Windows環境)

1.Irfanview32を入手
もともと海外ソフトですが、日本語化もされています。
入手先↓ありがたいことに初めから日本語化されています。
http://www8.plala.or.jp/kusutaku/iview/
インストール不要で、解凍後はすぐ起動できます。

2.画像をIrfanviewで開く。
元々ビューワーなので、Irfanviewで画像をまず開きます。
ファイル→開くで複数画像の入ったフォルダから、写真を1枚選択します。
ウィンドウに画像をドラッグしてもいいです。
irfan_001

3.サムネイル一覧を出す。
「t」を押すと別窓でサムネイルが表示されます。
irfan_004

4.出力したい画像を選択する。
全部出したいときは、Ctrl+Aで全選択。
irfan_005

 

5.コンタクトシートを出力する。
ファイルから選択画像でコンタクトシートを作成 を選びます。
irfan_006

6.出力設定をする。
ここを頑張ると見やすくなりますが、手軽にやることがテーマなので、おすすめ設定を載せておきます。
irfan_007
設定した方が良い項目
・サイズ…A4を選択
・dpi120だと印刷しても割と鮮明で選択しやすい。大きいときれいだけど時間がかかります。
・縦1枚に敷き詰める枚数 縦横の枚数を指定。A4だと縦6枚くらいがいいです。
・ヘッダーあるとわかりやすい。
・フォントカラー…なぜかデフォルトが緑色なので、黒とかに。
・フォント…日本語フォントにしておかないと、ファイル名が日本語だと化けます。日本語文字セット選択。
・出力場所どこでも良いです。デスクトップでも。
・保存形式PNGが綺麗ですね。

7.出力!
これで出力を押すと、Sheet_001.png~順にサムネイル一覧を配置した画像が出力されます。
irfan_008
単なる画像ですので、あとは印刷するだけです。Irfanviewで印刷まで出来ます。
アスペクト比を保持して、ページに合わせて印刷で、ちょうどよく印刷されます。
irfan_009

IrfnviewはWindowsであれば95から8.1まで環境を問わずに使えますので、
使い方を覚えておくといざというとき便利です。知ってて損はないかと。
本日客先で、いざという場面に遭遇したので、この記事を書きました。


追記
・Windows7以降はOS標準で、サムネイル出力の機能があります。
・最近は「コンタクトシート」と呼ぶみたいです。サムネイル一覧。
・AdobeのBridgeとPhotoshopでも同じ事が出来ますが、処理時間がかかります。きれいですが。ソフト高いですし。
・Irfanviewには95の頃からお世話になってます。Irfanさんありがとう。


welcartでショップを作ろう 1

必要に迫られて、自前のショッピングサイトを大至急立ち上げなくてはならなくなったので、(そんなのばっかり)welcartを導入してみました。その後実際の運用まで、何回かに分けて解説してみます。

1.Wordpressを導入します。
思い切り省略します。各自導入しておくこと。
Wordpressの設置も難しいようだと、以降の作業は厳しいと思います。
無料のレンタルカートや、弊社のような業者に依頼することも検討して下さい。


2.welcartプラグインを導入する。
ワードプレスのダッシュボードからプラグイン→新規追加を選びます。
welcart_inst_001

welcartを検索します。見つかったプラグインをインストール。
※説明文が英語ですが、日本のプラグインです。
welcart_inst_003

有効化します。
welcart_inst_004

うまくいくとダッシュボードのメニューが増えてます。
welcart_inst_005

3.テーマをWelcartデフォルトに変更。
外観ページからデフォルトテーマを選択。
welcart_inst_006


4.確認
トップページがショッピングサイトになりました!当然ながら商品はありません。
これでカートが設置できました。「ここまで」は簡単ですね。
welcart_inst_008

あとは、ショップとしてオープンするまでに、
・ショップの基本情報設定
・送料などの設定
・決済方法の設定
・新規商品の追加
・見た目を何とかする。(標準テンプレート)
・カード決済について
など主に各種設定が残ってます。漠然とスタートすると躓くところです。
テストで商品だけでも追加してみたいところですが、説明が長くなること必須なので、次回にします。

続きます!


追記
取り急ぎ、テストしてみたい方は、商品を追加して下さい。
流れはこんな感じ。
・事前に配送方法を名前だけでも設定してください。
・公開時エラーが出ないように適当に項目を埋める。
・ダミー商品のカテゴリをおすすめ商品にする。
・するとトップページに商品が出てきます。
welcart_inst_009

商品詳細ページです。
welcart_inst_010


カートに入れてみます。
welcart_inst_011

入りました!
ここまでは簡単なんですけどね。ここからが大変です。


WordPressのお引っ越し(サーバー切替え)

この記事は1年以上前に投稿されました。
公開時の情報を元に記述してありますので、最新版に対しては内容が陳腐化している可能性があります。ご注意ください。

サーバー引越し

先日、サーバー切替えに伴い、Wordpressを引越しさせました。 そのときの手順を記録しておきます。

基本情報
移動元 お名前.com 共用サーバーSD
移行先 Xserver x20
ドメイン管理 valuedomain
ワードプレスバージョン 3.92
現在の記事数 192件 

条件として、
・ドメインはそのまま使う。(変更無し)
・閲覧できない時間を極力出さない。
・更新できない時間も極力出さない。

 

大まかな流れ
・移行元から移行先へワードプレスの全ファイルを移動。
・phpmyadminを使って記事データのエクスポート。
・phpmyadminを使った記事データのインポート。
・移行先で wp-config.phpの書き換え

・ドメインのネームサーバー変更。
・ドメインが切り替わったのを確認して最終チェック→完了
で、完了となります。

 

1.ワードプレス本体のコピー
データのコピー ワードプレス内のフォルダ、ファイルを全て移行先のサーバーに移動します。 FTPソフトでダウンロード、アップロードで問題ありません。投稿時添付していた写真やカスタマイズ済みのテンプレートなどは、このとき一緒に移動されます。

2.記事データのエクスポート
次にphpmyadminを使って記事データをエクスポートします。ウィジェットの情報などDB内に記録されている情報はこのとき出力されます。しかし!お名前のSDサーバーには、phpmyadminが入っていません。自分でインストールからやる必要があります。
幸いやり方は、こちらに書いてありますので手順通り進めます。

http://guide.onamae-server.com/sd/3_12_15_25/
上手くいかない場合は、少し古いバージョンを入れるといいかもしれません。私はver4.0.0を入れました。
blogmove1
導入できたら、事前にサーバーのコントロールパネルから、MySQLの情報を確認し、DBユーザー、パスワードでログインします

blogmove2

次にデータのエクスポートです。現時点までの記事を出力します。

メニューエクスポートから、実行ボタンを押すだけです。文字コードがUTF8出ない場合などは適宜設定を変更する必要があります。 ファイルは****.sqlの形式でダウンロードされます。

3.記事データのインポート
続いて、移行先のXserverの方で、MySQLのデータベースを作っておきます。 通常、新しくワードプレスを設置する時と同じです。 次に作ったDBに先ほどエクスポートしたデータをインポートします。Xsever側にはphpmyadminがはじめから入っているので、 ログイン後、2.でダウンロードしたファイルをインポートします。
通常、設定変更は不要です。エクスポート時と条件を合わせて下さい。

4.設定ファイルwp-config.phpの書き換え
最後に、wp-config.phpを書き換えてアップします。
DB名やDBホスト名など、新旧サーバーで違う点を書き換えていきます。
[php]
// ** MySQL 設定 – こちらの情報はホスティング先から入手してください。 ** //
/** WordPress のためのデータベース名 */
define(‘DB_NAME’, ‘DB名’);

/** MySQL データベースのユーザー名 */
define(‘DB_USER’, ‘DBのユーザー名’);

/** MySQL データベースのパスワード */
define(‘DB_PASSWORD’, ‘パスワード’);

/** MySQL のホスト名 */
define(‘DB_HOST’, ‘DBのホスト名’);

/** データベースのテーブルを作成する際のデータベースのキャラクターセット */
define(‘DB_CHARSET’, ‘utf8’);

/** データベースの照合順序 (ほとんどの場合変更する必要はありません) */
define(‘DB_COLLATE’, ”);
[/php]

5.ネームサーバーの切替え

あとはネームサーバーの切り替えです。今回は、お名前サーバーからの切り替えですので、 以下のようになります。

dns01.gmoserver.jp
dns02.gmoserver.jp

ns1.xserver.jp
ns2.xserver.jp

設定後はひたすら待ちます。

6.完了!チェック
新サーバーで新しいワードプレスが立ち上がります。 ログインできるか。 過去記事の写真などがきちんと入っているか。(リンク切れはないか。) 等をチェックし、問題なければ完了です。
お疲れ様でした。

 

補足。
・プラグインでエクスポートも出来ますが、それだと記事だけです。
・最近はphpmyadminがはじめから入っているサーバーが多いので、もう少し楽です。
・同一サーバー内での移動だとDB関係の変更がないので、さらに楽です。
・お名前SDサーバーのphpmyadminは対象外ドメインの領域にインストールしても問題ありません。
・むしろ問題あった時に再チャレンジしやすいよう、別ドメインの領域にインストールすべきです。

 

順を追って、丁寧に作業すればそれほど問題が出るような所は無いと思います。面倒な人は弊社のような業者にお任せ下さい。

 

 

 


新規設立法人のメールアドレスについて(ドメインの話)

会社のメールアドレス

新潟もそろそろ梅雨明けだそうです。今年は遅いですね。
WEBディレクターのSです。入社前に会社の設立などしたことがあります。
そのあたりの経験を踏まえ、法人の新規設立とホームページというテーマで数回書いてみようと思います。
初回は新規法人のメールアドレスについて、です。

弊社はホームページを作ってますが、一般的にホームページを作るタイミングというのは、店舗の新規オープン、商品の新規発売、新規事業の開始など商売上新しいタイミングでと言うケースが多く、そんな中、会社法人の新規設立時にというケースも珍しくありません。
ホームページの制作にはそれなりに時間がかかるため、実際に設立と同時にオープンできるケースは少ないようです。
しかし、ホームページは後回しでも、メールは営業開始と同時に使うことが多いと思います。

★ホームページを持たなくても自社メールアドレスは作れます。

そして、営業開始時に配る名刺には、メールアドレスを入れることになりますが、この際、せっかくなので自社独自のメールアドレスを入れたいとのご要望は多々あります。
新会社の名刺を作るのですから、フリーメールではなく自社独自のかっこいいアドレスにしたい物です。
その場合は、ホームページに先立ち、アドレスだけ先に決めてドメインを取得することになります。

ホームページがなくても自社ドメインのメールアドレスは使えるのです。
先行して自社のメールアドレスを利用しつつ、ホームページを準備する事が可能です。

★アドレスは早い者勝ち

では、実際どんなアドレスを取得するかですが、ドメインと呼ばれる、ネット上の番地を取得する所から始まります。(例 agn.co.jpなど)
ドメインはそのまま会社のホームページアドレス(http://agn.co.jp)、メールアドレス(info@agn.co.jp)になります。

通常は、社名+.comや .co.jp などでとります。余所で使われていなければすぐ取得出来ます。早い者勝ちです。
しかし、あまりに一般的な名称・呼称だと既に他者に使われていて取れないことも多いのです。
そういうときは、地名やサービス名を付け足して取得したりします。

niigata-○○○.com とかですね。

もしくはユニークな社名であれば、問題ないでしょう。
強い希望が無い場合は、制作会社側で適当なアドレスを提示してくると思います。
ただし、電話番号と同じく一度決めたら、ずっと使う物になります。よく考えましょう。

★.comと.co.jpは何が違う。

.com と .co.jp
どちらを取るか、迷うケースも多いと思います。
本来の意味では、
.com はアメリカの企業
.co.jpは日本の企業
の為のドメインです。

ただ、comは個人法人問わず世界中で誰でも自由に取得出来るドメインのため、今では単なる一般的なドメイン、以上の意味を持ちません。
それに対しco.jpドメインは、属性型jpドメインと言って、日本国内に登記のある法人しか取得出来ません。
しかも1組織1ドメインのルールがあります。
信用面では、co.jpの方が高いとされています。
ただ、実用上ではどちらも、「なんとなく」使われているケースも多いようです。

弊社では、特別な理由が無い場合、お店やサービスのホームページには.comか.jpを会社法人の企業用ホームページ(コーポレートサイト)にはco.jpをオススメしています。

★co.jpは誰でも取れるわけではない、のです。

基本的にドメインは空いていればいつでも取れますが、co.jpの場合は、取得時に登記簿謄本の写しが必要になるケースもありますので会社設立後になる事があります。実際の営業開始時期とは異なり、あくまで登記簿上の話です。
営業開始時に、ホームページやメールアドレスが必要な場合は、早めに準備しておく必要があります。
このあたり、取得時期については事前に制作会社とよく相談しましょう。

★まとめ
ホームページの制作には時間がかかりますが、自社ドメインのメールアドレスはすぐ使えるようになります。
(実際は、サーバーの設定なり必要で、このあたりは別の機会にご説明します。)
ドメインの取得をホームページ制作会社にお願いする場合、
・希望するドメイン名
・必要になる時期
・登記簿謄本の用意できる時期
を確認してから依頼するとスムーズです。

なんだかよくわからない場合は、全部まとめてご用命下さい。
新規立ち上げ企業の経営者は多忙です。主たる業務がIT事業でないなら、このような文章は読まずに、まとめて依頼して時間を節約して下さい。他にやることがあると思います。(笑

弊社では、ホームページの作成時にドメインの取得もセットで対応しております。
WEBだけでなくロゴの作成や名刺や封筒、会社案内など印刷物までセット対応可能です。
企業新規立ち上げ時のホームページ制作はアートグラフィック新潟までご用命下さい。