カタログから物撮りを”作る”

まず、ほとんど「ありえない」事があった時に役立つであろう
「イレギュラーな注文へ答える」ための記事です。

kaz_1604_11商品を掲載する際に、『品物が手元にない』『生産中で製品が1つもない』…などなど、写真が用意できなくて困る事があります。
そんな時に、掲載に耐えられるようなサイズのカタログなどの原稿があれば何とか…何とかしましょう!!



kaz_1604_01壁と床を用意
部屋の隅や、紙でそれっぽく作ったり…何となく『ソレっぽい(←これ大事)』写真をデジカメでもスマホでも撮って用意して下さい。
今回は、紙をしいて、もう一枚の紙はL字に折り曲げ壁に見立てた物を用意しました。
ジッカリしたものではないので、設置面が浮いて黒い影がでていますが…こんな感じでもOK!!

kaz_1604_02_5ソレっぽくする ポイント1
一眼レフで撮影するとキレイな「ボケ」ができますよね。
ソレを作る方法として、いくつか手法があるのですが。
基本的には『遠い所をボカす』と言ういたってシンプルな事なのです。でも、これが上手くいくと”ソレっぽい”度が上がります。
今回は画像のように、隅に向かってボケを強くします。方法はボカシツールを使ったり、レイヤーを使ったりと方法は自由です。

kaz_1604_03キリ抜いたカタログ画像を置く
品物の位置決めをします。
当然ながら床となる部分の上に置きますが、せっかくですから掲載した際に”すわりの良い場所”に配置しましょう。
今回はオイルの瓶なのですが…ネックの部分がカタログの白いままなので違和感があります。
では、この写真レイヤーを複製してネックの部分とボディーの部分を分けて加工しましょう。

kaz_1604_04ネック部分を分離
商品のレイヤーを複製して、重なりの上の方の写真からネック部分(透明となる部分)をマスクを使って消し込みます。

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ソレっぽくする ポイント2
ガラスなど背景が透けて見えるようにするには、マスクを使って流量を少なくした消しゴムツールで加減しながら白い部分を消して行きます。多少消しきれていなくても質感が出たりします。
今回はボトルの背景が白いのでレイヤー効果を『乗算』のみで完了。
背景が白くない場合、ガラスの色が色濃い部分は背景が透けてない部分ですので残します。この境目部分をギリギリまで透かせれば説得力が出ます。
また、色合いを背面の色に近づける事も説得力がでます。この場合なら、本当にうっすら壁のベージュに寄せます。

kaz_1604_06合わせてみましょう!!
先程のボトル本体と合わせてみるとこんな感じ。
本体部分だけ違和感んがある状態ですので、これからは本体側に説得力をもたせましょう。

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カゲをつけていきます
ボトルに影を付けます。
この時からライトの位置を考えながら作業を進めていきましょう。
今回は、右上から左下に向かってライトを当てている前提で影を付けて行きます。
新しいレイヤーを効果『乗算』にして、ボトルのカタチでマスクを作るかクリッピングマスクを作ります。
ボトルの色をスポイトツールで取り、そのトーンの暗い色をブラシを使って重ね塗りして行きます。ブラシの効果を乗算にするもの良いです。

kaz_1604_08ハイライトを作ります[その1]
もう一枚、新規にレイヤーを用意してボトルのカタチでマスクを作るかクリッピングマスクを作ります。
このレイヤーの効果は『ソフトライト』にします。この効果のレイヤーに白い色を塗って行くと柔らかく色飛びしていきます。
毎回書いていますが、ブラシの流量は少なめでボトルの右側を若干広めに白を塗っていきます。

kaz_1604_09ハイライトを作ります[その2]
さてもう一枚、ソフトライトのレイヤーの上にレイヤーを用意してマスクを作り、レイヤー効果を『オーバーレイ』にします。
この効果で白を塗って行くと強い光を当てたように激しく色飛びをしますので、流量を少なくしたブラシツールでボトルの右側ギリギリやキャップの右側にライトを当てる気持ちで塗って行きます。

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ボトルのカゲを作る
ボトルのレイヤーと背景の画像の間に新規レイヤーを用意して、効果を『乗算』にします。
影の色はボトルの影と同じように床部分は床の色の暗めの物を、壁部分は壁の暗めな色を使ってボトルに近い程濃く、遠い所は薄く若干大きく書いて行きます。
当然、ブラシの流量は少なめ。ブラシ効果は乗算の方が重ね塗りができていいです。もっと言うと影の中心近くは濃いめ、外は薄めのグラデーションにします。

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底のカゲを作ろう
さて、最後の仕上げになります。
レイヤーの一番上に新規レイヤーを効果『乗算』で用意します。
このレイヤーでは、ボトルの底部のカゲを書いていくのですが、マスクを作った方が良い時とない時があるのですが…
この底部のカゲで『置いてある感』が出てきますので、加減をしながら塗ったり消したりして下さい。
あまり長く作業をしていると正常な感覚がなくなってきますので、時間を空けながら、違う作業を挟みながらフラットな目で見て調整を行なっていましょう!!



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