WordPressのダッシュボードからDBを操作する。[adminer]

WordPressのデータベースを操作する仕事があって、ちょくちょくDB内のデータを確認する必要があったのですが、通常だと、サーバーにphpmyadminを入れて使うことが多いと思います。あらかじめ用意してあるレンタルサーバーもいいですね。しかし、プラグインを使ってWordPressのダッシュボード内で完結させることもできます。
プラグイン[adminer]の導入
adminer01

例によって、ダッシュボードのプラグイン→新規追加より、adminerを検索し、導入します。

adminer02

無事に導入できると、メニューのツール内に「adminer」が追加されます。

イルカがかわいい。
開くと、DBへのログイン画面になります。日本語化済みで助かります。表示は別タブでも同一タブでもお好みで。
ログイン後は、phpmyadminに似た画面が出てきます。
adminer04
データの確認だけで無く、インポート、エクスポートやテーブルの作成、SQLコマンドの実行など、一通りのDB操作はできるようになっています。
ただし!DBの扱いは一歩間違えると、WordPressの再起不能を招きますので、くれぐれも慎重に操作してください。
adminer自体は、単体でphpmyadmin代わりに動くプログラムもあります。(そっちがメインかも?)phpファイル1つで動作するので、何らかの事情で、phpmyadminが導入できないサーバーなどで役に立ちますね。

Windows10におけるイメージバックアップ

これまで、必要なファイルのコピーを取ることでバックアップを済ませてきましたが、Windowsが起動しないなど、何かあった時のために、windowsの機能を使い現状回復用のイメージバックアップを作ってみました。リカバリディスクに近いものです。使用中の環境を丸ごと保存します。Windows10の場合のやり方を書いておきます。

スタート→設定 から設定ウィンドウを開きます。win10_backup01
更新とセキュリティ↑をクリック

win10_backup02

左メニューの「バックアップ」をクリックし、[バックアップと復元]に移動(Windows7)をクリック → バックアップと復元ウィンドウが開きます。

win10_backup03

左メニューから「システムイメージの作成」をクリック
→別途システムイメージの作成 ウィンドウが開きます。

win10_backup11

選択肢としてハードディスク以外に、DVDドライブやネットワーク上のNASなども選べます。
ここでは一番手軽で早い、ハードディスクを選びました。(あらかじめ、外付けハードディスクを接続しておきました。)
DVDでもディスクは作成できますが、システムの状態によってはかなりの枚数が必要になります。5000円程度でバックアップ用のハードディスクを買った方が作成も早く手間もかからずお薦めです。

win10_backup04

さらに、復旧時に使う修復ディスクを作っておきます。起動できないときのためです。
(バックアップが終わると、作るか聞かれます。)
バックアップと復元ウィンドウから、システム修復ディスクの作成 をクリックし、
システム修復ディスクの作成ウィンドウが開きます。

空のDVDをDVDドライブに入れておき、ディスクの作成ボタンを押します。win10_backup06

PCが起動しないような倍は、このディスクを使って起動し、先ほど外付けハードディスク上に作ったシステムイメージからコンピューターの復元を行います。

通常メーカーのリカバリや、Windows10の回復では、OSの初期状態には比較的簡単に戻せるものの、その後に追加したソフトウェアは個別にインストールする必要があります。
特にofficeやらadobeやらライセンス認証に絡んだソフトは時間も掛かり大変面倒です。
また、Windows7、8などからアップグレードしたWindows10環境となると、旧Windowsを導入することから始めなくてはなりませんので、これもまた面倒です。
現状回復可能なイメージファイルを作っておくと、トラブル時に最短で復旧できますので、皆さん時々作っておきましょう。

だいたい、バックアップしていない人のハードディスクからクラッシュしていくものです。


Windows10におけるスタートアップ登録はどこ?

Windows起動時に特定のソフトを自動で起動するには、昔からスタートアップフォルダにショートカットを放り込むと決まっています。このフォルダにはWindows7までは、スタートボタンから直接アクセスできましたが、Windows8から例のスタートメニュー大改造でどこへやら、と言った状態です。久しぶりに使おうとして、場所を探してしまったので、メモとして残します。

Windows10のスタートアップフォルダは、以下の場所になります。ログオンユーザー毎の場所と、全ユーザー共通の場所が用意されています。(windows7以降共通です。)

ユーザー毎に設定
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup

全てのユーザーに適用
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup

ユーザー名が分かっていれば、上記の[ユーザー名]を適切なユーザー名で書き換えたものを、エクスプローラのアドレスに直接ペーストすればアクセスできます。

win10_startup01

ただし、AppData以降が隠しフォルダになっているので、
マイコンピュータ→C:と順にたどっていく場合は、隠しファイルを表示する設定を有効にする必要があります。
フォルダを開き、「メニュー」の「表示」から、「隠しファイル」のチェックを確認して下さい。win10_startup02

 

あとは、起動したいプログラムのショートカットや、プログラム本体なりを入れてください。動作のチェックに再起動して確認をします。

別の方法。
マウスでちまちま開くよりもキー操作でぱぱっと入力できる人は
Win+R→shell:startup→enter で一発です。

win10_startup03

 

ログイン中のユーザーのスタートアップフォルダが開けます。
ユーザー別のスタートアップフォルダが一発で開きます。


CRONジョブのを使って一定時間毎にphpを動かす( コアサーバーの例)

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一定時間おきにサーバー上のプログラムを動かすCRONジョブ。便利です。
某案件で、一日一回海外の為替レートを見て、ショップの売価に反映させるPHPを動かす必要があって使っています。この案件ではコアサーバーを利用していますが、たいした知識も無くCRONジョブを使おうとして、設定にはまったので、反省と備忘録を兼ねて記事にしておきます。
設定画面
そのものずばり、管理画面のメニューに「CRONジョブ」があります。
 cron01
設定画面を見るとなんとなく、時間とプログラムの場所を書いておけばいいのだなと思いますね。そしてページの下には記述例もありましたので、参考にして処理を書き、該当PHPファイルまでのフルパスと、動かしたい時間(毎朝9時)を書いて設定しました。
こんな感じでした。
間違った記述例
しかし、いつまでたっても動きません。
時間を書き換えてみたり、PHPの内容を確認してみたり、やたらと沢山設定してみたりと、
数日ムダにしてはじめて気がつきます。「たぶん根本的に間違っている。
そこで改めて説明文をよく見てみます。
・上段にCRONジョブの例
・下段にシェルスクリプトの例
が記述してあります。
ここでようやく気がつきます。
CRONジョブはシェルスクリプトを書いて、そのスクリプトを指定時間に動かすサービスである、と。と言うことは「PHPを動かす処理を書いたシェルスクリプト」を書いてサーバーにアップしなくてはなりません。
UNIX使いの方や、サーバー屋さんには当たり前なんでしょうけど、全然分かっていませんでした…。
そもそも説明に

「 「分 時 日 月 曜日」で指定した時間に「/virtual/car/~」で指定したシェルスクリプト(/bin/sh)を実行します。」と書いてあります。よく読まないとダメです。


結局正解はこうなります。
1.シェルスクリプトrate.shを書く
動かしたいPHPをサーバーのフルパスで書いておきます。
#!/bin/sh
#PHP
/usr/local/bin/php /virtual/ユーザーID/public_html/www.aaaa.com/rate.php
exit
2.rate.shをサーバーに置く
 FTPでアップ。
 3.CRONジョブ設定画面でrate.shを動かす時間を指定する。
rate.shをフルパスで記述します。
1日1回毎朝9時だと図のようになります。
cron03
 4.指定時間まで待つ。
動けば、完了です。
これでめでたく動くようになりました。
同じバリュードメイン系サービスのxreaやvalue serverもほぼ同じようです。
上手く活用することで、一定時間おきの処理などをサーバーサイドの時間設定で動かすことが出来ますね。
そして何事も説明はよく読みましょう。